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プレタ香 note No9. イノセント・スカイ(Innocent sky)

プレタ香note

ヘプタゴンズ・香り空間の設計

aroma recipes

イノセントスカイ

クリアスカイでもなく、ブルースカイでもなく、イノセントスカイ

なんか、その方がいいじゃない。そう思ってこの名前をつけた。

イノセントスカイ=無垢の空

本当は何もない空に、心を刷り込んでみた時の表現。

この香りのレシピは

ピンクグレープフルーツ、ビターオレンジ、ローレルリーフ、ライム、バニラなど…

ヘプタゴンズ・香り空間の設計

aroma image
それぞれの心にある
”あの頃” の香り

柑橘の中でも特に甘い香りを持つピンクグレープフルーツと、

苦味の効いたビターオレンジと切ない気持ちを思い起こさせるライム

そして、月桂樹の名前で知られるローレルリーフは、

勇気あるものに与えられる冠にも使われる植物で、その香りは”胸をすく”という表現がよく似合う。

バニラは甘い香りで有名だけど、実はあの甘い香りの素はバニリンという物質で、香りは加熱・発酵処理をして初めて出てくる。

燻製されて真っ黒になったバニラビーンズが、甘く香り出す。

甘さと苦さ、

葛藤と勇気

言葉も、香りも…青春を思い出させる。

でも、青春って一体何?

人によって全く違うもの。

暗い青春時代だったよー、という人も確かにいる。

私だって、めちゃめちゃ明るかったわけでもなく、ジタバタしていた。

今もだけど。

青春という言葉は、”憧れ”とセットになっているような気がする。

憧れだから、手に入れたくても手に入らない。

自分が何を求めているのかもわからなくて、遠くの希望の気配を感じながら、そこに向かって手当たり次第に突き進む。

わからないから、先が見えないからこそできたあんなことやこんなこと。

葛藤して、たくさん泣いたり、跳ね上がるほど喜んだりした時間。

その動いていた感受性に比例して、たくさんのことを私たちは覚えている。

昔のことを、昨日のことのように語れるのはそれだけ記憶が鮮明だから。

あなたが思い出すのは、どの時間?

たくさんの時間を過ごしてきても、それぞれの時間で覚えていられることはほんの少しで。

その、覚えていることの中には、必ず、大きく動いた感情がくっついている。

関係ないように思えても、その時私たちはたくさん心が動いていた。

記憶と感情は繋がっている。

香りは、その個人的な記憶に働きかけるタイムマシン

…ふっと香った瞬間に、強く、記憶に働きかけてくる。

あ、この香り・・・

香りを嗅いで、何かを思いだすとき、

その先に広がる風景や、誰かの思い出を感じた時、私たちは時空を超えてその時間に戻っている。

記憶の先には、思い出が広がっているけれど、

それは、ただの思い出じゃなくて、たくさん心が動いて今に大きく影響を及ぼした自分の一部。

幸せだった時間かもしれない

悲しい記憶かもしれない

でも、どんな記憶でも、そういう記憶がたくさんある人はきっと幸せなのだと思う。

それだけ、心を動かしていたということなのだから。

だから、”青春”って、どんなに時間が経っても、

絶対的なリアルさを持って私たちの心に居続けてくれる。

その手に入らないものを追いかけている時間こそが、とてつもなく美しかったのだから。

誰にも触れることができないイノセントな世界。

それぞれの心にある ”あの頃” の香り。


No9. イノセント・スカイ(Innocent sky)
この香りが似合う空間

  • ターゲットが若者向けの商業空間
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  • 美容室
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